概要
ごめんなさい。死にそうだから娶ってくれたのに、元気になってしまいました
謎の病で、長生きできないと診察されていたラトナ。
先の戦争の影響で貧乏男爵家の家計は火の車で、兄からいつになったら死ぬのかと待たれる始末。
それを憐れんだ主治医の斡旋で、ラトナはどういうわけか、聖統御三家の一つ、強大な場の浄化の能力を持っている、ミノス公爵家に嫁ぐことになる……。
嫁入りは担架で……。
息も絶え絶えに辿り着いた公爵家の本邸前で、結婚相手のエオールと初めて出会ったラトナ。
「君の病が重いことを聞いて、是非にと娶ることにした。私はこの家には、ほとんど寄りつかない。何も気にせず、君はゆっくり療養に励んでくれ」
最初から、そんな告白をして、ラトナのもとからエオールは去って行ってしまう。
しかも、エオールの両親は結婚の詳細を知らなかったため当り散らされて、ラトナは昼でも真っ暗で薄
先の戦争の影響で貧乏男爵家の家計は火の車で、兄からいつになったら死ぬのかと待たれる始末。
それを憐れんだ主治医の斡旋で、ラトナはどういうわけか、聖統御三家の一つ、強大な場の浄化の能力を持っている、ミノス公爵家に嫁ぐことになる……。
嫁入りは担架で……。
息も絶え絶えに辿り着いた公爵家の本邸前で、結婚相手のエオールと初めて出会ったラトナ。
「君の病が重いことを聞いて、是非にと娶ることにした。私はこの家には、ほとんど寄りつかない。何も気にせず、君はゆっくり療養に励んでくれ」
最初から、そんな告白をして、ラトナのもとからエオールは去って行ってしまう。
しかも、エオールの両親は結婚の詳細を知らなかったため当り散らされて、ラトナは昼でも真っ暗で薄