廃トンネルの話

影神

怪談



※この話によって起きた現象を含め。


あなたの周りで起き始める奇怪な現象に対して。



『私は、一切の責任を負いません』



"自己責任"でお楽しみ下さいませ。


覚悟のある方だけ、ごゆっくりと、



場所は。出せないから、


首都、東京。


とでもしておこう。


企画としてなんだろうけど、仮にでも。


【地元】って出したら住みバレんの草。


若い子はそこら辺、気を付けて書いてねー。



まあ、そんな話は置いておいて。


内容は、どこにでもある様なトンネルの話。



境目ってのは、よく。


あちら側と。こっち。が。


不安定になっていると言われている。



大体の話には何か昔から曰くがあったり。


何か事件や事故があったりする。


それによって引き起こされるのが主流だ。



しかし。このトンネルには、何もない。


いや。『噂』は幾つかある。


けれど、それを裏付けるものは無い。



こういう話には大体尾鰭背鰭と付くものだ。


誰が回したかは、分からないが。



やり方は簡単。


トンネル内でライトを消し。


クラクションを3回鳴らす。


ただ、それだけだ。


普通に危ないので、お勧めはしない。



事細かな内容で言えば、行く車に対して。


乗車可能人数よりも1人少なくする事。


助手席か後部座席の左右どちらかを空ける。


その空席の窓を開ける。


これでOKだ。



さて、本文に入ろうか。


※自己責任で話は進みます。




















ある所に、大学生が居た。


地元の祭りがあって、たまたまそこで会った様だ。


その流れで、その中の1人の家に行く事になった。


登場人物は定番のA、B、Cとしておこう。



積もる話をしている間に、時間は過ぎ。 


流れで、肝試しに行く事になった。


行き先は地元の廃トンネルだ。


それはCが見付けた場所だった。



祭りから近いAの家に集まった3人は、


金を使わず、スリリングを楽しめるその場所へ。


浮かれた気分でAの持っている軽に乗って行った。



内容からして。人数も、ピッタリだった。


Aは運転席。B、Cは後部座席に座った。


夜の道は空いていて、初めて行く場所なのに、


1時間も掛からなかった。



A「迫力があるな、」


B「んで、どうすんだ?」


C「えっと、トンネルに入って。ライトを消し。


窓を開けるみたいだ。」


A「対向車来たらどうすんだよ。」


B「対向車はライト付けてるから分かるだろう。


それに廃トンネルだぜ?。窓、開けた。」


C「そしたら、クラクションを3回鳴らす。」


A「鳴らすぞ?」



プッ、プッ、プー!!



トンネル内には、クラクションの音が鳴り響いた。



3人は息を呑んだ。


B「あはは。


何も起きねえじゃん。」


A「あれっ、ライトが付かない。」


B「おいおい、そういうのつまんねーよ。」


A「マジでやってるって!」


B「そんな、声上げんなよ、?


なあ??



んっ?


どうしたんだよ。C??」


C「、、のっ、る。」


B「、、え?」


C「、、ってる。」



カッチ、


ようやくライトが付き、前方が照らされた。


A「うわぁああ!!」


B「どうしたっ、!!?」


フロントガラスには手形が沢山付いていた。


手形は、いろんな大きさのものが付いていた。



B「やべえって!!」


C「どうしよぅ、どうしょう、、」


A「早く帰らないと。


っ、、!!!」


B「おぃ。


どうした??


早く、出せよ。」


C「、、。


窓。」


B「えっ、??」



BはCの照らされた顔を見た。


Cは青ざめていた。


C「窓は、指が。縦、2本。


入る、くらいに。して、下さい。」


B「何言ってんだよ!


貸せっ!」


BはCの携帯を奪い、画面を見た。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



※後書き



窓は、全部開けてはいけません。


指が縦に2本入るくらいにして下さい。


でなければ、完全に乗って来てしまいます。


空席は必ず後部座席の左側にして下さい。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



B「あはは!


そんな、バカな。



なぁ??」


Aは窓の方に逃げる様にして、小さくなっている。


それはまるで、名一杯。


何かから、離れているかの様だった。


B「A!?


車出せよ!」


Cは、前を見ない様にしていた。


B「おいおい!


んな、幽霊なんか居る訳ねえじゃんかよ?



なあっ!??」


助手席を、運転席との間から見ようすると。



そこには、知らない誰かが乗っていた。



B「うわぁああああああ!!!」


























いかがでしたか?。


何処にでもある様なド定番のお話。



しかし、この話には続きがある。



最後まで見てしまったあなたは。


もう、逃れられませんね。



この話はとある掲示板に。


載せられては消され。


を、繰り返している様です。



何故か、。


それはよく分からないんですが。

























「何だよ、また量産型の創作かよ。


いまいち落ちも内容も、微妙だったなあ。



"幽霊なんて、いねんだよ"











『いるよ。ここに。』















この話を聞いた。又は、見た人は。


発狂するらしいですよ?。



向こうの方から。耳元で。



語り。


掛けて来るみたいです。



幽霊というのはラジオの電波みたいなもので。


その波長に合わないと見えたり。聞こえたり。


そういうのが出来なかったりするらしいですね。



"稀に"それすらも、関係無く。


この様な怪談(電波)を通して。


伝わる事例も、あるのだとか。









皆さんは大丈夫でしたか??



きちんと忠告はしましたし。


どんな、結果であったにしろ。


私には。関係無い事ですけどね、、










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廃トンネルの話 影神 @kagegami

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