青い砂の星

秋犬

青い砂の星

 調査隊がその星に降り立って幾日か過ぎた。その星は空気成分は母星と似ていたが、地面の成分のせいか青い砂が常に舞い上がっている星であった。


 調査隊は一艘の古い救命ボートを見つけた。そのそばには墓と思われるものが二つあった。ボートの中にはこの周辺を記したと思われる書きかけの地図と、絶望に満ちた日誌と壊れたアンドロイドがあった。更に日誌の最後の日付と光エネルギーで動くアンドロイドの最終稼働日には数十年の誤差があるとわかった。彼らはアンドロイドを墓のそばに移動した。


 書きかけの地図を元に調査隊が進むと、赤い湖があった。調査隊は地図の完成を墓に約束すると、日誌を持ち母星に帰った。

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青い砂の星 秋犬 @Anoni

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