冷遇された王女は、ヴァンパイアの王の贄姫となり、全てが変わる
- ★★★ Excellent!!!
冷遇されて生きてきた、ディアマン王国第三王女オフィーリア。
王命により、贄姫となる事に。
贄姫は人間とヴァンパイアの和平の証でもある。
しかし、ヴァンパイアの王クリストファーは惨忍で冷酷との噂もある。実際、贄姫は数年おきに亡くなり、新たに要求される事案まで発生していた。
それでも、オフィーリアには拒否する事も出来ず、一人、ヴァンパイアの王の元へと旅立つ。
しかし、実際たどり着いたクリストファーの城で、オフィーリアの生活は一変した。
冷遇されて生きてきたそれまでとは違う生活に、オフィーリアは自由に生きる。
次第に、心にゆとりができたように二人の交流が些細な事から始まって行く。
ヴァンパイアと呼ばれる所以の血を吸うという特性こそあるものの、残虐性とはかけ離れたクリストファーとの穏やかな日々は安らぎと言える。
眩い二人の日々に微笑ましい。
しかし、そんな二人に困難も訪れる。
クリストファーの過去の因縁や、オフィーリアの故郷ディアマン王国の企みと最後まで展開に気は抜けません。
そんな、ヴァンパイアとの恋物語――オススメです。