こちらは作者KAZUDONA様が過酷な環境を乗り越え、本場イングランドでプロとしてプレーをしていた頃のお話です。
日本でのKAZUDONA少年の置かれた環境は決して生易しいものではなく、よくここから立ち直られたと思います。
目頭が熱くなる場面がしばしばです。
勿論イギリスに渡ってからも平坦な道のりではなく、持ち前の負けん気の強さで立ち向かっていきます。
そしてアスリートにとってケガが如何に残酷なものか思い知らされました。
また日本という国の矛盾についても触れています。
ただKAZUDONA様は根性論でサッカーをしていたわけではなく、アスリートとして正しい努力をされていたということです。
食事、練習、チームメイトや監督達と戦術、戦略を練るための語学の勉強、などなど。
これはひとえにKAZUDONA様がサッカーが好きだから、努力も厭わなかったと思われますが、だからこそ欧州の厳しい世界でもプレー出来たのだろうと思います。
こういうお話はこれからプロアスリートを目指す若い人の参考になると思いますし、またビジネスでも通ずるところがあるのではないでしょうか。
エッセイは苦労話だけではなくKAZUDONA様のやんちゃ且つぶっとんだ部分も書かれており、タイトルの「プールにわかめ?」はその極みです(笑)
笑えるところは思いっきり笑える楽しいエッセイです。
エッセイはまだ完結しておりませんが、お話はそろそろ終盤です。
普段、なかなか聞けないプロアスリートの世界をあなたも覗いてみませんか?
おすすめです!
これは、作者のKAZUDONAさんが、ご自分が歩んで来られた道について語られたエッセイです。
はい、紛れもなく実話を綴ったエッセイなのですが…中身はスポーツ(サッカー)のヒーロー物語と言える内容で、本当に面白いです!
色んな逆境を経験しながらも努力し続けて、自分自身の力で夢を叶えたというサクセスストーリーです。
読んでると、理不尽さに腹が立ったり、悔しい気持ちを共有できます。
すっごく荒れちゃう時期なんかもあったりして、もうドラマ観てるみたいです。
夢を叶えちゃう辺りなんてもう、涙出そうなぐらい感動しますよ!
これは全て実話なので、読んでいて勇気を貰えますし、何があっても諦めずに努力し続ける事の大事さを学べます。
読んでいると、自分も何か…と、パワーをもらえますよ!
とにかく、読んでみて下さい!
特に若い人、読んで勇気を貰ってください!
何かを諦めかけている人も、読んでみて!諦めるのは早いと思えるかも知れない!
これは、あなたに勇気と力を与えてくれる、そんな作品です!
他人の人生をこうも体験出来る作品は、やはり読んでて面白いです。
ノンフィクションだからこそ、若気の至りや葛藤、苦悩、荒んだ時期もある様で、読む人によっては、そこが気に入らないという人も出て来るかもしれません。
私としても、全部を肯定は出来ません。
ただ、この作品を読むと分かると思いますが、予期せぬ怪我、チームメイトとの真剣度の違いによる軋轢等、本気だからこその作者様のやりきれなかったであろう当時の思いがヒシヒシと伝わってきます。
ノンフィクションだからこそ、そういうのも全部含めて、楽しく読んでほしいと思います。
プロサッカー選手を目指すという人生を、皆様も是非、覗いてはみませんか?
タイトルからして無茶苦茶で破天荒。不良が暴れる学園コメディかと思ってしまった方。残念ですがそうじゃない。それがないとは言わないが、それはこの作品のほんの一部分。
実態は非常に努力家で頭脳派の著者のKAZUDONA (KAZUDONAという名前そのものがヒーローにふさわしいすっごいパワーワード。詳しくは本文参照)が選手生命にも関わる大怪我をも乗り越えてプロサッカー選手になって成長する物語。単なるスポ根ものではなく、多くの人が見習うべき知恵の宝庫かもしれない。ただし、プールをワカメスープにする方法だけはけして見習ってはいけないから要注意だ。
私は運動音痴です。スポーツとか嫌いです。
なんかこう小学校の体育の球技でグループ分けする時に「え?あいつ、どうするよ。いらねぇんだけど」みたいに最後まで残るタイプです(自分で言ってて、目の前が涙で…よく見えない…)
あの公開処刑制度、どうにかならないですかね?
話がそれました。
このエッセイの作者であるKAZUさんは、元プロのサッカー選手だそうです。
おそらく同じ中学高校に通ってたならば、KAZUさんはスクールカースト最上位の人間で、会話すらしなかったであろうと感じます。
途中のモテエピソードとか「え?それ、なんの少女漫画のイケメンの話ですか?」みたいなことが、さも普通に語られます。
同じクラスだったら、おそらく心の中で「くそがぁあああ!!」と叫んでいたことでしょう。
『桐島、部活やめるってよ』の桐島君って、きっとKAZUさんみたいな人だったんだろうなぁ。
そんなことを思いながら、読み進めました。
KAZUさんが、結構大変な家庭で育ったけど、生まれ持った才能を持ち前の努力で研磨し続けて、中学生で恩師に出会って才能が開花したり、高校生になってJユースに入ったり、でも大事な場面で何度も故障に見舞われ絶望したり、それでも不屈の闘志で心機一転イングランドでプロのサッカー選手として道を切り開いていく様子は
「え? このスポーツマンガ、どこで連載してるんですか?」
って読んだ人はなると思います。マジでマンガの主人公みたいな話です。
途中で挟まるケンカのくだりとか、マジでマンガです。
最初の話題に戻るのですが、こう小説を読んだり書いたりする私のような人間は少なからず、「スポーツできる人間」への苦手意識あると思うんです。
(ワシだけか?運動音痴は?いや、きっと運動音痴多いやろ??)
でも、このエッセイ読むと、スポーツできる人が見てる世界を見れます。
『VRスポーツできる人の世界』って感じです。
かなり目から鱗でした。
というわけで、かなり面白かったので、オススメです。
一気に読んで、いまこの長文レビューを書いているくらいに、オススメです。