そのLINEは誰から返ってきたのか
ガエイ
ある夜
これは創作ではなく1年前に実際に起きた出来事です。
その日は、私の子供たちを実家に預けていました。
いつもなら、母から何時に帰るかLINEで連絡があるのに、その日は連絡がないまま帰ってきました。
母と子供たちが帰って来て雑談をしていると、LINEに母から連絡がきました。
母は「何時に帰るのか送った」というため、単なるラグかなと思い、冗談で「OK」のスタンプを送りました。
しかし、目の前の机の上にある母の携帯は反応しませんでした。
すると、私のスマホに母から「OK」のスタンプが返ってきました。
母のスマホは目の前の机の上にあるというのに。
私への連絡がラグだったとしても、触ってもいない母のスマホから私に返事が来るのはありえません。
送り先も母宛で間違いありませんでした。
そして、母もスタンプは返していないと言い、不思議がっていました。
もしかしたら、私は別の時間軸あるいは並行世界の母にスタンプを送ったのかもしれません……。
そのLINEは誰から返ってきたのか ガエイ @GAEI
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます