第2話

バイクで妹を探しに走っていると、道端で車が衝突しているのが見えた。町中の至る所から煙が上っており、逃げ惑う人々で溢れていた。


「かなりの大事みたいだ、無事だといいんだが…」


国道を走っていると、衝突した車の影から子供くらいの人影が飛び出してきた。


「あぶねぇ!!!!!」


急ブレーキをかけたが、止まりきれず、正面から衝突してしまった。ぶつかる直前、スローに見えた景色には、全身が緑の棍棒をもったゴブリンの様な生物が見えた気がした。


「う、いってぇぇ…、いしき、が、…」




消えゆく意識の中、

[モンスターの討伐を確認。経験値を取得。

 レベルが1になりました。

 固有精霊魔法 重力魔法 1を獲得]


と聞こえた気がした。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

重力使いの英雄譚〜異能が溢れた現代を重力の力で無双する〜 タコ翁 @takioki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ