カミノクグツ

「メヘルブ」と呼ばれる辺境の麓街。
そこは政治も戦争もない平穏な世界で、住まう誰もが神に感謝し、安寧の祈りを捧げることを習慣としていた。
その街の教会で司教が亡くなった。
新たな司教役としてメヘルブに招かれた聖職者の青年は、街の正門まで来ると、ここに至るまでの記憶を無くしていることに気が付く。
教会へ向かう途中で出会う、シスター・マイアに名前を問われても答えられず、これでは生まれたばかりの赤子も同然と自信を喪失したまま、神の領域へ導かれるのだった。
この先、彼を待ち受ける出会いと別れ、人の心なき運命とは……。
一言一句の伏線回収。聖職者であり聖職者でない。ホラーでは済まないゴッド・ホラー。
神さまを信じるあなたに、この物語を捧げます。

⚠２日目まで添削完了。３日目以降はまだです。(2024/10/12)