気をつけよ。この作品には悪魔が顕現する。

深川我無氏のもつ圧倒的な描写力が、本作には余すところなくブチ撒けられています。
その暗黒と混沌の奔流が描きだすものは『悪魔』。
それはすなわち、人間の魂の闇黒であり、そして危機そのものです。

かつて、その悪魔による危機に沈み、キリスト教社会に変じた日本。
悪魔の体現する恐怖と絶望がありありと浮かぶびあがるその舞台で、それにいどむ二人の主人公。
その歩む先に、キャラクターが、そして、あなたの魂が無事である保証はないのです。
どうぞ、奈落へと呑まれませんよう……。

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