第一章 三部 謎の魔導書編

第15話


あれから私たち一行は、ようやく王国がある周辺の残り半分程に存在する自由連盟国家魔法都市エイベェリーについていた。


この魔法都市は、全ての魔法が集結するいわゆる世界の大図書館なんて言われるようなそんなもの凄い所なのだ。


そして暮らす人々も、全員がそれなりの魔法使いで、一重に子供も大人も全てがそれ何に魔法を使えるのだ。


私たち、王国の人達は、攻撃手段の魔法など王国で数名で、2桁程しか存在していないのだ。

それは何故かと言うと、貴族位しか魔力の多い人が居ないからでもある。


だけど、稀に平民からも先祖返りのような多く魔力持ったものも現れる為それなりには存在している。


そして、私も例に漏れず貴族の子女だけど、何故こんなにも多く魔力を持っているのかと言うと、まぁ転生特典もそうだが、母方の家庭がこの魔法都市の出身で、それも稀に見る祖先の血がこの体に適応して多く魔力を宿しているとの事を母さんから言われた。


秘密にしようが、しまいが今後隠し通せるとは思ってなかったので、あの時スタンピードを停めれてよかったなんて思っている。


そして今私は、まさかと思う直面にあっていた。


「ねえ、エレイル?話は聞いていたけど、皆貴方を凄く凝視してるわよ?」

『我の予想だが、皆エレイルの魔力を見ているような感じだな。』

「今更見られるのは、どうということは無いのだけど、こうもすれ違う全員から、見られているとやっぱり落ち着かないわね。」


そうこの都市の門から入ってきて、皆が皆何故か敬うように、見たり何かを確かめるような素振りで、凝視してくるから、私も少し居心地が悪いけど、話しかけようとしても、皆がそっぽを向いてしまうので、なんとも儘ならない。


そして、中心にある出店が多く並んだ所に着くと、私たちを待ち構えていたかのように、1人の幼女らしき人が此方に歩み寄ってくる。


「・・・・・」

「え、えっと...お嬢さんどうしたのかな?私たち何か用かな?」

『〈エレイル、この者相当な―――〉』


そう脳内に語りかけてきたエフィンがビクッとなって言葉を止めた。それに私も驚いたように、なにか見えない力で精神に干渉された感覚を覚える。


オリビエも同様に、凄まじいものを感じた感覚の表情を見せて、その感じていた気配の方にいる。幼くも佇まいから見た目と違って凄まじい程の魔力を見せてくる。


それは私が独学で、魔力の流れを抑え込むような、私とは性質の違いの魔法を行使していることに今更ながら気がつく。


その反応を見てか、その少女は、口を開きこう答えてくれる。


「ほうほう、あの小娘の子にしては素晴らしい才能を持っているな。いやはやあの時は連れ戻そうとしたが、いやはやそうせなくて良かったとも言えるな。」

「え、えっと、あの、この状況が見えないのですが?」

「おっと!そうであったな。喜ぶがいいぞ!!赤子よ!!この都市の最高責任者にして永久とこしえの魔女、世界の均衡のバランスを中立の立場で担う存在、ノレア・ラ・エイベェリーとはこの私のことだ!!そして、よく来たな!!我が愛しい孫娘よ!!」


そう堂々と胸を張って、フフンと自慢げに誇らしげに、私たちに告げるのであった。




◆◇◆◇◆◇◆


〈あとがき〉


一章 3部開始!!(〃・ω・)ノ


始まりからやばそうなの出てきたけど、エレイルのこの強さのが何故こんなにもなっていた原因が判明した所


そして次回は、おばぁ―――( ̄□ ̄ ;)( ̄□:;.:... ( ̄:;....::;.:. :::;..

はっ!?エレイルと可愛らしいお嬢さんとの再会の物語となっています。


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【第三部開幕】やっとの思いで勇者パーティから追放された私ですが、何故か聖女がついてくる!? 四季想歌 @ro-renkreuz39

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