何気ない日常の中に緩急を付け、それぞれの出来事の中で感じた心の動きを上手く表現出来ている作品です。こういった物語のターニングポイントとなるのが、主人公が自身で定めた何らかのラインを踏み越えるかの葛藤にあると思います。主人公が自分の気持ちに正直になるのか、それとも想いに蓋をしてありふれたかけがえのない日常を過ごし続けるのか。結末が気になる作品です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(54文字)
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