白銀の銃と黒き聖母。それは人と吸血鬼の世を往来する青年に託された運命か
- ★★★ Excellent!!!
吸血鬼を撃ち倒すための白銀の銃、『輝ける栄光(shining glory)』を手にする青年・ハルシオン。
騎士団長でもある彼は、罪なき人々を吸血鬼から守るために今夜も銃を構える。
彼自身もまた、吸血鬼に関わる衝撃の過去と運命を抱えていた――
夜の色を基調とした、鮮やかな色彩が絵画のように目の前に広がります。
黒い世界を駆ける白金の騎士の美しさと、彼らを取り巻く魅力的なキャラクターたち。
明るい姫にほっこりしたり、渋い司祭と酒をたしなんだり、かと思えば危険な吸血鬼と命を削るやりとりをしたり…
時に麗しく、時に峻烈に進んでいくストーリーにどんどん惹きつけられていきます。
美形が出てくるけど甘すぎない、吸血鬼ファンタジー作品がお好きな方にお薦めです♬