吸血鬼は隣人かも?人々を守る美しい騎士長には最強武器があるのだが……

アルビヨン国の夜は危険だ。
何故なら住民を襲う吸血鬼が現れるから。
吸血鬼の脅威から住人を守るべく組織されたのは、銀光騎士団。
その銀光騎士団の若き騎士長ハルシオンは『輝ける栄光』と呼ばれる伝説の銃で吸血鬼を倒す!

この物語は、人を糧とする吸血鬼と吸血鬼の魔の手から逃れようとする人間のお話です。
この物語のなかの人々は吸血鬼に銀で対抗します。わたしも銀が吸血鬼が苦手なモノだとは知ってました。でも、しっかりとその部分に触れてる吸血鬼モノに最近は出会ってなくて。。。王道の吸血鬼の匂いを感じて、久々にワクワクしました。

作品中には吸血鬼に襲われる描写もあって恐ろしくもドキドキします。
でも一番不安に感じられたのは、やっぱり『吸血鬼が普通の人間として暮らしているかも』という設定です。この物語の吸血鬼は、人を襲う時以外は吸血鬼だって分かりにくいんです。
もうね。読んでる間、登場人物がみんな吸血鬼に見えました(笑)

吸血鬼にまつわる伝説と今の吸血鬼がいる状況との齟齬とか、ハルシオンの持つ銃にも不可思議な点があって、謎解き要素があるところも面白かったです!

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