深く薫る、純文学。

 少女は友人と共に花を抓みに来た。花も痛みを感じ、感情を持つと言われている。そんな花をいとも容易く友人は抓む。少女はそれが恐ろしく、恐怖した。友人は花を抓むために来たのだからと、次々に花を抓んでいく。
 しかし、その花を抓んだ後の事。友人は急激な喉の痛みを訴えて、病んでしまう。
 少女はかけがえのない友人に殉ずると言うのだが――。

 ノスタルジックな文章で綴られる純文学。
 深い文学の世界に、貴方を誘います。

 是非、御一読下さい。

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