近代文学風の文体が世界観をより引き立てる、不思議で少し悲しいお話。大正時代のあの雰囲気が好きならハマること間違いなし。作者の近代文学への造詣の深さがうかがえます。
スランプを乗り越えて数年ぶりにネットの海に出てきました。 もうプロとか書籍とかどうでもいいんで皆さん是非読んでいってください!
私はこの世界観、嫌いでした。以前までは。入り込めないと食わず嫌いがあったかもしれません。わからない人には、わからなくて良い、という作者のエゴが見える時もありました。でも、完全に入り込む必要…続きを読む
泉鏡花と吉屋信子の文脈を継承し、あるいはそれを超越する可能性を秘めた本作品は、日本文学の新たな地平を切り開いたと言っても過言ではない。この作品の中で作者は、言葉の選び方一つ一つに至るまで、その精…続きを読む
少女は友人と共に花を抓みに来た。花も痛みを感じ、感情を持つと言われている。そんな花をいとも容易く友人は抓む。少女はそれが恐ろしく、恐怖した。友人は花を抓むために来たのだからと、次々に花を抓んでいく…続きを読む
言文一致体への挑戦とでも言いますか、正直私もやろうとしていた事を先にされた悔しさよりも、その古文的な文体が醸し出すどこか幻想的な世界にぐいぐい引っ張られ没入できる作品。ぜひ、御一読を!
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