言文一致体への挑戦とでも言いますか、正直私もやろうとしていた事を先にされた悔しさよりも、その古文的な文体が醸し出すどこか幻想的な世界にぐいぐい引っ張られ没入できる作品。ぜひ、御一読を!
持病があるため、発表スピードは遅いですがマイペースに書いていきますので。よろしくお願い致します。 Twitter @HILOLO10_16
私はこの世界観、嫌いでした。以前までは。入り込めないと食わず嫌いがあったかもしれません。わからない人には、わからなくて良い、という作者のエゴが見える時もありました。でも、完全に入り込む必要…続きを読む
泉鏡花と吉屋信子の文脈を継承し、あるいはそれを超越する可能性を秘めた本作品は、日本文学の新たな地平を切り開いたと言っても過言ではない。この作品の中で作者は、言葉の選び方一つ一つに至るまで、その精…続きを読む
近代文学風の文体が世界観をより引き立てる、不思議で少し悲しいお話。大正時代のあの雰囲気が好きならハマること間違いなし。作者の近代文学への造詣の深さがうかがえます。
作者の古風な文体が物語に奥深さを与え、独自性を生んでいます。ついつい見逃されがちな動作の一つ一つが目を引くようにできており、大変緻密に感じました。
もっと見る