最期の恋

@7lostlove

第1章 "恋"

真面目で優しく、笑顔の似合う貴女に私は恋をした。


人生で7度目の恋だ。

(恋をすることでまた私は孤立するだろう。)

そう考えた私はこの「恋心」を隠した。

(人を好きになれば、また周りから人は消えるぞ)

と、ひたすら自分の心の内に言い聞かせた。


だが私には無理だ。

自分の心に嘘をつくなど、到底できたものではない。


私は距離を縮めようと、積極的に話しかける努力をした。

メールでのやり取りも積極的にやるようになった。


ある日の夜、

(電話しながら勉強しよ〜)

と、Mからメッセージが来ていた。だが、これに気づいたのは次の日の朝。私は酷く後悔した。


だから今度は私から電話を誘った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る