第6章 "尊厳破壊"
毎日、毎日、Mへの謝罪として大量の水を頭から被った。毎日、毎日。
雨の日も、嵐の日も、雪の日も、毎日、毎日。
笑いながら水を被る私を見て、さらに人は周りから消えた。私の周りにはもう5人ほどしかいない。
半年後、
(ついに私は許されるのか。)
ゾロゾロと人がやってくる。Yの集団だ。
(半年間もよくやったな。ほめてやろう)
Yが言う。
(私は、もうこれで許されるのか?)
(許される?なんのことだ?)
(Mへの謝罪、、Mのことを好きになってしまったことを許してくれると、、)
(はぁ?何言ってやがる?俺はそんなのしらねぇな ニヤリ)
(………!!?)
(そういやお前、この半年間、Mに会ったか?)
(………半年前に1度しか会っていないが…?)
(ニヤリ…Mは…どこにいるんだろうな?)
Yが空を見る。
(…!!?Y…まさかお前…!?)
(Mは俺の告白を断りやがった。許せねえよな?ンフフフハハハハハハハハ!!!!じゃあな、また明日も水浴び頑張れよ〜!!ンフフフハハハハハハハハ!!)
私は半年間、何をやっていたのだろうか。
(………………Yを…ぶちのめす!!!!!!)
(ならば俺たちも加勢しよう)
後ろから、誰かがやってきた。それは、私がこの半年間毎日毎日貶され続けながらも私の側に常に居続けていてくれた5人の友人であった。
最期の恋 @7lostlove
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