第2章 "3"
しかし、断られた。3度も。
翌る日の部活中、
(ゴミ袋をとってきて欲しい)
とMに頼まれた。私は言われた通り、ゴミ袋を持っていった。
そしてゴミ袋にMが持っていた小さなゴミ袋をいつもの雰囲気で入れた。そしてそれを倉庫にしまい、いつも通りの雰囲気で倉庫の鍵を戻しにいった。
(ほんまにきしょくわるい、なんなんあれ)
と私に対しての悪口を、私の居ない間に言っていたらしい。
それを聞いた私の前には、ただただ「無」があった。
何が悪かったのか。何がMの機嫌を悪くしたのか。
(謝らなければ。)
とにかく謝罪した。私に非がある。
100:0で私が悪いということを示した。
そうするとMは許してくれた。
私は一安心した。
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