ボッチ女子の初めての友達は妖怪でした。

 主人公は学校には友達のいない、所謂ボッチ。その理由は、主人公には妖怪が見えるから。

 昔、妖怪が見えると騒いだせいで、学校のみんなからは変なやつ扱いされ、見事に孤立し、ボッチになってしまいました。

 夏祭りも学校のみんなと会うのが嫌な主人公は、祭りには行かず、近所の山に登って時間を潰します。そこで出会ったのは背中に羽の生えた妖怪でした。

 その彼は妖怪だけど、主人公がボッチであることを心配してくれる優しい男子でした。彼との出会いで、主人公の周辺にも変化が起こります。

 妖怪と人間。交わることのない異種族。
 怖い鹿王に邪魔をされても、二人の友情の絆は壊れることはありません。そしてその友情は淡い恋心に……。

 ラストには、妖怪の里にいるはずの彼が、なんと、驚きの展開に!?

 クラスで浮いていたボッチな女子が、妖怪の彼と友達になったことで、クラスの友達にも少しずつ心を開いていく様子が丁寧に描かれていて、心あたたまる作品です。

 本作は『妖しいアイツが見えなくなるまで』のリメイク版です。是非こちらも一読下さい。

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