諸事情により申し訳ございませんが、拝読の途中の感想となります。
これからまた面白く盛り上がりそうで期待値が高いです。
私は映像的に感じて拝読する傾向があるのですが、しっくりくる描写とブレのない作り込みで特にキャラクターがよく浮かび上がりました。
雰囲気の作り方が上手で、文体はライトノベルよりもライト文芸の趣を感じます。
また、自分のこれまでと照らし合わせたりもよくしてしまいがちですが、周囲に勉学について「女だてらに」と言われてきましたが、それはよく言えばいい意味でとらえられますよね。
母は人生を閉じようとする少し前に親しい親戚と箱根旅行へ行きました。
母からみて亡き兄の奥様が急に意識をなくした母の病院へお見舞いにいらしてくださったとき、「女だてらに」とずっと言われても陰ながら父から私をまもってきたことを喜んで話していたようです。
そんな切ない想い出を、綺麗に涙で拭い出してくれました。
本作の内容と合致するかというよりもそう思い込んで拝読したからだと思います。
よけいなことをレビューに書きましたが、胸に人知れず響いておりました。
作者様の心の奥からあるまごころを感じた次第です。
剣術道場の一人娘の主人公は、男として育てられた。
だというのに華族の令息との結婚話が突然に持ち上がり、あれよあれよという間に結婚することになって……
男として育てられたというだけあって、勝気な性格の主人公。女の子だけど、話し方や性格がカッコイイです!
なのですが、兄弟子に思いをよせるなど乙女な部分もしっかりあって、女の子としてもかわいいvV
主人公のカッコよさと可愛さのバランスが絶妙でした☆
そんな凛々しくも可愛い主人公を妻にむかえる陰陽師の青年も魅力的!
飄々としててつかみどころがない感じなのですが、主人公をさり気なく気遣ってくれるイケメンなんです。
こんな素敵な夫婦が怪異に立ち向かう物語……面白くないわけがないですよね♪
恋愛要素いっぱいの怪異譚が読みたい人におススメ!