第2話 診察室。
次に目を覚ました時に診察室にいた。
主治医から『解離性障害』と言われた。
確かに主治医の言う通り思い当たる節は結構あった。
確認したなかでも、人格が5人いるのも知っているし、記憶を無くすことも結構あった。
ただ、主治医は1年間休学して、病院で療養後にまた学校に行った方が良いと言われた。
僕はそうすることが1番良いかもしれないと思い、休学することにした。
僕が解離性障害になった理由。
それは家族からの受験勉強の狂気だった。
高校受験が僕を狂わせた。
僕は結果的に受験に打ち勝ち東高校の特進クラスに受かったが、1年の終わりに試験勉強で成績を落とし、特進クラスに居れなくなり、普通クラスになった瞬間に母親の狂気は止まることがなかった。
母からは勉強しろと言われて、僕は耐えることが出来ずに高校の帰り道で意識を失い、運ばれた先の病院でいま入院しているのだ。
家族とは会っていない。
療養後はおばあちゃんの家にお世話になることが決まっている。
母といると壊れてしまうからだ。
1秒先にいる彼との恋 ソノハナルーナ(お休み中) @eaglet
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