これは、ハッピーエンドなのでしょうか……?

 主人公の少年が、孤独そして自分の身に振りかかる不条理に対して、どこか距離を取り、客観視しているような描写は読んでいて却って胸に迫るものがありました。 

 短編ですが、心に大きな余韻を残す、そんな作品です。