最後まで自分を肯定し続けた少女の物語

短編で、ここまで完成度が高いものが書けるのが驚きです。
今、流行りの伏線回収って奴を、本当の意味で成功しています。
ネタバレは控えたいのですが、ヒロインが亡くなるということは、物語が始まってすぐに明かされるので、書かせて頂きます。
ヒロインがこの世からいなくなることで感動させるというやり方は、昔からありました。でも、この小説は、よくある御涙頂戴の話ではありません。
1人の少女が、有象無象が勝手に貼った「可哀想な病気の女の子」というレッテルと戦う話です。
その戦いにどのようにして勝ったのかは、本編をお読み下さい。