その問いはきっと十人十色でしょう。ですが、その説明がうまくできないと、「変わっている」と思われることもあるかもしれません。しかし言葉の意味は定義されているけれど、色の意味は皆それぞれ。そこには、想い出や感情が詰まっている。だからこそ、どんな色が好きでも、不思議ではないと思うのです。とても素敵なお話でした!
キャッチコピーにもある通り、これはエッセイではなく現代ドラマです。まるで実話であるかのように物語を作る。私が大好きな西尾維新さんの『少女不十分』という小説と似た形式で書かれた短編です。魔法少女やロボットが出てこない「これって実話なんじゃ……?」と思わせるリアルさが、この短編にはあります。不思議な読書体験をしたい方は、ぜひ読んでみて下さい。