うつろいやすくも、今は共に。根も葉も花も、命であれば。
- ★★★ Excellent!!!
一つの身体をふたりで共有。
語り部は、この異質な状態を周囲に訴えます。
そして、周囲はそれを受け入れる。
つまり、それが可能な土壌に生きているのでしょう。
語り部の心は、殻で覆われたかのように閉じています。
肉体のうちにうちにと、閉じこもってゆく。
そうして、ある瞬間、花開くように表に押し出されます。
そこで目にし、そして感じた事とはなんだったか。
どうぞ、見届けてあげてください。
決して軽い物語ではありませんが。