小学校を舞台とする探偵探しのミステリー

小学校で事件が起こります。(作品の概要に書かれているように)第1章の犯人は主人公の木林 樹、小学6年生ですが、誰にも気づかれないように行動したつもりだったのにすぐに先生にばれてしまいます。一体誰が樹の犯行を見破ったのか?

この作品は犯人探しではなく探偵が誰なのかわからないミステリーの連作です。事件自体は小学生のいたずらのようなたわいのないものですが、事件の解明は極めて論理的に行われます。

今後も期待が持てる良質なミステリーなので、ミステリー好きの読者にお勧めです。