第54話 0054 第九話06 無双、呂布 奉先(色んな意味で)
西涼兵が攻めてきた事を知った王允は呂布と商議する。
「安心してくれ司徒殿!所詮ネズミども、数のうちに入らねえ!」
李粛の軍を率いて出陣する呂布。
先鋒として出た
その夜二更頃、牛輔は李粛の油断に乗じて李粛の軍営を奇襲してきた。
李粛軍は混乱して三十里余り敗走し、李粛は呂布に
「おめぇ~、なぁに負けてんだぁ!?士気が下がっちまうだろぉ!!」
李粛は斬り捨てられ、その首は軍門に晒された。南無。
次の日、呂布は兵を進め牛輔と当たる。
牛輔が呂布に勝てるわけもなく、再び大敗して逃走する。
その夜、腹心である
「…呂布はあまりに強過ぎる。
頷く胡赤兒。
その夜、金珠を集めた牛輔は数人の部下と共に軍営を捨て逃走を図る。
河を渡ろうとした時、赤兒は金珠に目がくらんで牛輔を殺し、呂布に首を献じてきた。
「ん~?どういう理由で牛輔を裏切ったんだぁ?」
呂布の問いに同行してた従者がぶっちゃけてしまう。
「胡赤兒は金に目がくらみ牛輔を殺してそれを奪ったのです」
「うおぉい!?そりゃダメだろぉ!こ~の裏切り者めえぇ!!」
サクっと胡赤兒を処す呂布。正義執行。
軍を進め李傕軍と正面より対峙する呂布は、陣形が整うのを待たずして軍を率いて戟を手に馬を躍らせ一直線に突貫する。
全く歯が立たぬ李傕軍は五十里余り後退して山の麓に陣を張り、
「呂布は無敵と雖も、思慮無く浅はかだ。俺がこの谷を守って誘い込み、楚を乱した
皆はその計略に従った。
呂布が兵を率いて山下に至り、李傕は挑発して誘い込む。呂布は怒り狂い特攻するが李傕は後退し山上に逃げ込む。頭上より矢石が雨のように降り注ぎ、呂布は前進する事が出来ない。
その時、郭汜が後方より攻撃してきたため呂布は軍を返して応戦するも戦鼓の音が鳴り響き、郭汜は既に後退していた。
呂布が陣形を整えようとすると銅鑼が鳴り響き、次は李傕軍が攻撃してくる。回して李傕と相対する前に、背後から郭汜が。
呂布が後方に至った時、郭汜はやはりまた鼓を鳴らして撤収させていたので、心中怒りに満ちる呂布。
これを何日も続け、戦う事も、それを止める事も出来ず、呂布の怒りは有頂天に達する。
その時急報が。
張済・樊稠両軍が長安に侵攻し、宮城が危機に陥ってるという。
呂布は急いで軍を返すが背後より李傕・郭汜が殺到する。長安に急ぐ呂布は戦えずにただ走り、兵が倒れゆく。
都に着くと四軍は大群で城を包囲し、呂布軍は不利な形成となった。呂布の暴威を恐れ投降者も出始め、呂布の心を悩まし始める。
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用語解説
※軍門(ぐんもん)
軍営の入口の門。陣の門。南無。
※布大怒曰:「汝何挫吾銳氣!」
この辺りが呂布という男の本質である。おそらくは自分が丁原を殺
したのは李粛のせいだと世間に見せたい、クソ浅い心理が働いたの
だと思われる。勿論「そうだったのか!呂布は李粛に騙されたんだ!
改心して董卓と李粛を処した呂布偉い!」などと解釈するほど世間
は甘くはない。
※牛輔如何敵得呂布(牛輔が呂布に勝てるわけがねーので)
酷い言われようである。
※布怒,即將赤兒誅殺
…まさにこの辺りが呂布という男の本質である。とても義父二人を裏
切った男の行動とは思えない。胡赤兒殺害は演義創作ではあるが、史
実でも言う事為すこと滅茶苦茶、何一つ一貫性が無い。何考えてるか
わからない。次に何するかわからない。でも三国志最強。存在自体が
迷惑この上ない、それが呂布奉先である。
※彭越(ほうえつ)
楚漢戦争時の名将。後方攪乱のゲリラ戦法を得意とした。
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適当訳、三国志演義。 七生ナナナナ @nanao77
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