最強の王は今も最愛のひとを求めている

本格派王道ファンタジーです。
確かに主人公ユストゥスは最強ではあるのですが、
いわゆる最強物のWeb小説ではありません。
「俺TUEEE」みたいにいい気になる展開は一切なく、
強さゆえの孤独に焦点が当たっています。

そんなユストゥスにも少年時代、彼を鍛えた師匠のような存在がありました。
それが本作のヒロイン、オートマタのリア。
孤独な少年にとって良き姉のような存在でもあったリアは、
ある日突然失われてしまいます。

それ以来、ユストゥスはずっとリアの幻影を求めてきました。
そんな彼の前に姿を現したのは――?

世界を巻き込む純愛を描いたファンタジー。
壮大なサーガか絵巻物を見ているように、めくるめく世界が美しく展開していきます。
骨太なファンタジーを読みたい方に、本作を強くお勧めします!!

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