虚像と現実の僕

楽しく拝見させていただきました。

これからふたつの文章を書く。
ちがいがわかるでしょうか?

A僕は外に出た。
B僕が外に出た。

ナレーションと登場人物の距離感のちがいが、助詞の「は」「が」のちがいにはある。

「僕は」と書いたときは、ナレーションと登場人物は一致している。
「僕が」と書いたときは、ナレーションが少し客観的に観察している感じになる。
どちらも一人称の描写だが、ちがいがある。
それをストーリーとして自我について考えた作品のように感じました。
とてもおもしろい。