土佐・高知の章(ここから読んでも大丈夫)

高知県の望み

高知県の人柄は、

高知県男性は、「土佐のいごっそう」と言われる。

いごっそうとは頑固者という意味だ。


高知県女性は、「土佐はちきん」と言われる。

はちきんとは8つの金玉という意味で、

男の人を4人はたぶらかすという意味だ。


いずれも長宗我部元親や坂本龍馬など

ちょっと怖そうなイメージが先行しているが、

実際は親しみやすい人が多いのが高知県の人の特徴だ。


さてさて、高知県も土佐国とテリトリーが重複している。

そのため、警察国守と内政官である県知事との対立は。。。

していなかった。


未婚のまま県知事になった依田智子(よだ ともこ)。

彼女は男勝りの仕事ぶりで人望もあり人気者だったが、

仕事に勤しんだため、子どもを産むことができない年齢になってしまった。


高知県は独身の女性の割合が全国でもトップクラスに高い県として知られている。

経済事情もあるだろうが、

様々な高知の人と触れたが、

どうも高望みをしていて、

いつの間にか釣り合う人がいなくなったにも関わらず、

ハードルを下げないプライドが高い人が多かった。


土佐はちきんとは?

むしろ、土佐ぜろきんなのでは?

と思う読者もいることだろう。

これぞ土佐ぜろきん政策なのだ。


彼女は今日も居酒屋に通って、

おかずに今日の気分はかつおのたたきを食べながら、

「ぶはぁ…」

とビールを飲んだ。


部下の男性を四人従えて、飲み会を開いていた。

「もっと、飲んだらええがよ。」

と、男性たちに軽めのアルハラを行い、

「はぁ、結構自分も飲める方ですが、流石にそこまでついていけません。」

「私の酒が飲めないって言うがかえ?」

「いやぁ。そんなことはないのですが。」

「まったく、国はまーた、アイドル省なんち、言うもんを持って来おった。」

「それで知事はどうするのでしょうか?」

と部下の一人が聞くと、

「アイドルなんちゃ、言うもんは、みんなが楽しかったらそれでええやがよ。」

「まぁ、みんな、まっこと、まっこと楽しかったら、それでええきにね。」

「さぁ、みんな今日も食べぇ。みんなが食いよう姿をみるんがうちは、見てて気持ちがええっちゃよ。」

と、知事からまた、アルハラ・パワハラまがいのことが、

部下たちに強制されていた。


「まぁ、どうにでもなるき。うちがどういかするき。」


楽しむことを強制される時間が、

部下たちにその後も待っていた。


部下の一人は、

「今回は州県制単位ではなく、道国制の単位なので、国守への相談も必要かと思われますが」

「かまん。かまん。うちがどういかするき。いけるいける。任せときぃ!」

と、胸を張って言う。


「そうですか。それなら大丈夫そうですね!安心しました。それやったら、僕も今日は楽しんで食べます。」

と、違う部下が言う。


このようにして、

高知ではワイワイ物事が

年中進んでいった。


こうした高知の空気を好む者もいれば、

いくらなんでも。という者もいた。


そのような因果が、

どのような結果に繋がるか?


さてさて、

知事の手先は一体どうなるのでしょうか?


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