第5回「有名なスキーヤー」
【問:あなたは有名なスキーヤーです。
今、山頂にいて、これから難所を滑り出そうとしています。
今の気持ちを考えてください。
ダンタリオン「やってやるぜ(自信満々)」
忍「楽しそう」
秋葉「無理だろ」
司「秋葉、『有名スキーヤー』の前提があるぞ」
秋葉「でも、すご腕スキーヤーじゃなくてやってみた系の動画配信者とかもいるし、有名の意味もなんか違う気がして」
アスタロト「そう言われるとそうだね」
司「じゃあスキル持ちという前提で。いくら有名レベルでも真剣に行かないと足元をすくわれる」
アスタロト「コース取りをまずざっくり考えて、危険個所を回避するのが第一」
ダンタリオン「アスタロトから珍しく普通に回答があったところで診断結果がこれだ」
【答:その時の気持ちは、あなたが人をだまそうとする時の気持ちです】
秋葉「……やってやるぜ」
司「楽しそう」
忍「サプライズのことだよ。騙すって悪い意味とは限らないでしょ?」
秋葉「いや、ダンタリオンとか絶対悪い意味だよな。いいとこ相手おちょくって、悪ければ破滅のふちに追い込むくらいの騙すって意味だろ?」
ダンタリオン「オレがやる気になるってことは、それなりに報いを受けるようなことをした相手だろうから、まぁ間違ってない」
秋葉「そこは否定してくれ」
アスタロト「司はスキル持ちなのに慎重なのがらしいといえばらしいよね」
司「……答えを見ると微妙な感じなんですが」
忍「そして安定の、アスタロトさんの計画的犯行の気配」
アスタロト「ボクは騙すほど下出に出るような必要性も滅多にないけどね」
秋葉「騙す行為を下出って言った!」
忍「格の違いを感じます」
高位の悪魔は、存外嘘はつかないとも言われており。
というか、秋葉も安定の「無理」という回答なのについて、もはや納得するしかない。
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