目に見えない網を潜る霊たち。それに挑むは――電網霊媒師と助手。

「エジソンとテスラは、危険性に気付いたのさ。スピリットフォンを作れば未来が危ないと悟ったんだ。――そして二人が危惧した未来が今現在だ」

おっちょこちょいだが、正義感の強い穴戸ロク。
彼は謎のパソコンの起動と、悪夢に苛まれていた。そして朝を迎え、会社へ行くと、彼は女性社員に睨まれていて……。

彼は社員に、全裸の女性の惨殺死体を送信し続けたとして、自主退職に追い込まれてしまう。
そんな絶体絶命の中、彼はとある人物のもとを訪ねることに。

「電子情報通信網《インターネット》霊障専門霊媒師。略して電網霊媒師の斎波素近だ。よろしくな」

そして明かされる、衝撃の真実。
彼はインターネット社会に潜む恐怖に巻き込まれていく。

「こらモバ!!　アイコン置いてけ!!」

現代のサイバー心霊事件に、二人の男(＋猫ちゃん？)がわちゃわちゃと挑む！