日常の中にこそ 積み重ねられた愛情がある

日常の一場面を切り取って物語を紡がれる作者様。
日常のことだからこそ、するりと心に入り込んでしみじみと共感を呼びます。

歳をとった父親の運転で、最後のドライブ。
そのドライブがなぜ最後だったのか。
どうしてその相手が息子だったのか。
その理由に、夫婦間や親子間で長い年月をかけて育まれた深く穏やかな愛情を感じ、涙が溢れました。

素晴らしい短編小説。
是非とも読んで頂きたいと思います。

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