終わりなき逍遥

終わりなき逍遥

　友達が　教えてくれたよ　マイク越し　夢を持とうよ　年を取っても

　ガラス越し　キセキをくれた　キミたちを　　並んで見てる　幸せな午後

　海の声　再び私を　導いた　人生という　果てなき航海（たび）へ　

　迎え火が　ほのかに照らす　君と僕　　忘れられない　ひと夏の恋

　昼と夜　それぞれ違う　顔だけど　悩める君の　そばにいるから

　時を越え　変わることなく　ここにある　あなたの笑顔と　プリンアラモード

　わが夢を　奪われてなお　叫ぶ君　「あきらめるなよ」　涙見せずに

　黄金井（こがねい）の　美味しき水が　もたらすは　自然と人の　永遠（とわ）の調和　

　床の間で　月に照らされ　横たわる　愛おしい君　抱きしめる

「君が好き」　心の叫び　届けたい　手のひら舞台で　踊らされても

　愛息子（まなむすこ）　誕生日に　くれたもの　忘れぬ日への　時間旅行（タイムトラベル）

　仕事辞め　ひとりぼっちの　昼下がり　見つけてみるか　新たな俺を

　夏の夜　二匹の蛍　舞い上がる　叶わぬ恋と　分かりながらも

　一台の　ピアノが紡ぐ　コンチェルト　人それぞれの　思いを込めて　

　登り坂　ひたすら歩き　かみしめる　思い出の味　親子の時間

　引き出しに　残されていた　あの頃の　一輪咲きの　勿忘草（わすれなぐさ）が

　この空を　見上げて一人　思い出す　蒼き日々と　君との約束

　誕生日　会いたくなかった　ワルガキが　教えてくれた　男の友情（きずな）　

　春風が　ポニーテールを　揺らす時　　高鳴る胸と　帰れない僕

　時流れ　人や景色が　変わっても　僕は変わらず　ここにいるから