あとがき

十二の夏の終わりに



 この度、『リングメイカーと夕闇に手繰たぐり寄せる糸』を読んでいただきありがとうございます。


 今作はリングメイカーシリーズの一編にあたる作品で、指輪職人の弟子・不動明夏ふどうめいかの過去を掘り下げるお話となっております。


 僕自身、幽霊というものは幼心がある短い期間にしか見えない摩訶不思議な存在だと思っていて、小学生最後の夏の日々を送る主人公の咲華世ふらにぜひ心霊体験をさせたいと思い、この物語に『幽霊』を登場させました。


 初めはホラー要素全開にした物語にするつもりでしたが、話を書き進めるうちにしんみりした物語になってしまいましたね。


 今回も妖精『リングメイカー』が引き起こした現象として書いたつもりでしたが、物語の都合上、登場させていません。赤い糸は妖精が作り出したものです。


 指輪を題材に人の心が紡がれる物語を再び書くことができてとても楽しかったです。


 今後もリングメイカーシリーズの続きを書くことがあるかもしれません。近々第一作目にあたる『リングメイカーと花咲くアトリエ』もカクヨムにて公開する予定です。


 長々となってしまいましたがあとがきをこれにて終了したいと思います。改めて『夕闇に手繰り寄せる糸』を読んでいただいたこと感謝いたします。ありがとうございました。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

リングメイカーと夕闇に手繰り寄せる糸 江ノ橋あかり @enohashi2260

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ