第8話 「啓蟄」の裏
「
「うん」
坂木君は、頷く。にっと笑って、顔を上げる。
「実は、
顔を思い出そうとしたが、興味もなかったので、ほとんど失敗に終わった。
「そんなことだろうと思った」
呉紫織とは、数年ほど、
「そう言えば、僕が教えたんだっけ。呉さんの妹が、
「そうだよ。そしたら、たまたま
「咲楽もね、どうやら、『紫織お姉ちゃんのお母さん』になると、決めてしまったみたいだから」そこで、窓外を見遣る。「孫の顔は、いつ見せてくれるのかと、つっかかってくる」
坂木君の肩が震えている。
「孫って」
啓蟄の裏 神逢坂鞠帆(かみをさか・まりほ) @kamiwosakamariho
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