ひさかたの月よ消えなむうつせみの命を燃ゆる蛍めづれば

ひさかたの月よ消えなむうつせみの命を燃ゆる蛍めづれば


ひさかたの(久方の):天空に関係のある言葉(天、月など)にかかる枕詞

消ゆ:消える

なむ:他に対する希望を表す終助詞

うつせみの(空蝉の):この世(の人)の意で、「世、命」などにかかる枕詞

燃ゆ:火が燃える。陽炎が立ちのぼることや、蛍が光を放つことなどを見立てていうこともある

めづ:①愛する、想い慕う

   ②賞賛する

   ③好む、好きになる

   ④感動する、心が引かれる


せみ(蝉)と蛍

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第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部 田所米子 @kome_yoneko

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