ユメのように美しい

こんな狭間なら落ちてみたい
そう思わせるほど麗しき小品

年増女のように喋る童女はとてもコケティッシュで、だからこそ生とシの境界線にある世界が際立つ

一頃この手の幽世ものの作品が多く生まれた時期がありましたが、どれもこの作品にもあるのと同じ普遍的なテーマを外していない
それは何か切実な魂の叫びのよう

もしや、私たちは実は落し物をするためにこの世界にうまれてくるのではないでしょうか?