この短歌集は、恨みたくても恨み切れないヒトたちのホンネ

 お恨み申します。
 これをフォローした時は一見だいぶんホラーな内容なのかな、と思っちまいました(;・∀・)
 が、しかし。
 紹介分には「日陰の恋に落ちてしまった者の恋心や恨み言を、綴ってみました」と書いてあるぞ?
 うむむ、これは面白そうだ。

 と思って読んでみた結果。
 ――この人、やっぱりすごいんだわ。
 以上。

 短歌にしろ俳句にしろ、基本短い文で相手にメッセージを伝える分じゃないですか。でも、なかなかできないもんなんですよね。つい、説明しちゃう。小説でもそうなんですが、ついつい、余計なことを言って、どれが必要なのか分からなくなってしまう(僕の話です笑)
 ですが、平遊さんの場合、すごいしっかり、直接「こうこうこうでした」って言うのがないのに、すごい恨み節が伝わってくる。
 そして――。
 その恨み節の裏では、愛してもらいない、でも愛したい、愛されたい……そんな、恨みたいけど恨み切れない、恋人の切実な思いが詰まっていたのです。