悲しいお話ですか、現実に転がっているありきたりな別れ話でだと思いました。しかし、満足に恋のひとつも続けられない人に、新たな恋が上手い行くことはありません。飽きやすい性格は年をとっても変わらない、恋多き人はいくつになっても変わらない。そんな自分勝手な人は幸せの意味すらわからない。いつまでも一人でいて、自分に酔っている気持ち悪い人種。
この恋が消える。僕の至らなさのせいだ。彼女に誠実でいたかったから。そんな主人公のことを、彼女だって、大好きで。大好きで……。想いが青空に溶けて、涙と一緒に消えていく。消えていく……。想いはこだまする。読者の胸で。とても素敵な恋愛短編です。読者は、恋の切なさに、胸がきゅうっとするでしょう。オススメですよ。ぜひご一読を!
改めて、恋愛って、儚く難しいなと実感させられたお話でした。……リアルな恋愛、そんなにしてませんがね?(笑) 儚く難しい、これに尽きます。 男性の、不器用だけど、頑なな、彼女を想うがための、終わり。 私は弱いから、後半の会話で多分、いや絶対に折れた。でも、主人公は折れなかった。 そんな弱いけど強い、男性と彼女のお話です。 ぜひ! お読みください! いやー、こんな恋愛を書いてみたい!
僕の独白から始まる短編です。淡々としていながら、人の心の機微を穿ったお話。こういう感情の揺れを感じたことのある方、けっこういるんじゃないでしょうか。私は女性側の気持ちに引き寄せられましたが、男性側の、この融通の利かない、よく言えば真面目な、そして若さゆえかもしれない心の揺れにも、感じるものがありました。心は時に、ままならないものですね。女の子からの気持ちのこもった言葉の数々。そして最後の一言には、なんともいえぬ切なさがあります。「よく言ったよ!」と、私は彼女を抱き締めてあげたい。おすすめします(^^)/!
恋と言うのは、まるで積み木のように美しく積み上がって行く。そして、ふとしたきっかけで、儚くも簡単に崩れ去ってしまう。これは、恋を崩してしまった男と、崩れた恋の欠片を拾い上げて伝えた、悲しい女性の物語。
あなたも、きっと、涙する。素直な気持ち。自分を偽らないで、相手に伝える。その結果、失うものがあったとしても。思い出は、いつまでも美しく。2人を隔てた現実は、残酷で。最後に残る痛みは、決して罪悪感ではなくて……守られていた子どもがひとり立ちして、明日に向かって歩いて行こうとする、大人になった痛みなのでしょう。
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