毎日絶えず流れて去っていってしまう日常を、言葉の包み紙でそっとくるんで、大事に残していく。
こちらの作品は、そんな素敵な歌集です。
その日あった良かったことも、それを経験して感じたことも、とっても貴重で大事なことであるはずなのに、三日もすれば忘れてしまうことがほとんどです。
日々それをもったいないように思っていたのですが、ちゃんと短歌という文学的な言葉にして積み重ねていくのが素敵ですし、それを見た人間もほっと一息つけるような空気感になっているのが、この作品のさらに素晴らしいところです!
素朴な言葉だけれど、だからこそ確かな温かみと優しさがある。
癒されること間違いなしの歌集です。
そして読み手も短歌を詠みたくなる効果付きです!
また、tomoさんが読まれたカクヨム内の作品を受けての短歌もございまして、そちらも大変おすすめです。
お好きな作品をそこから探し出せるかもしれませんし、もし作品をご存知なら、もう一度作品を追懐しながら楽しむことができます。
冬を迎えて、また新しい短歌が詠まれるかもとのことでして、これからの更新にもぜひご期待を!