ふいに機会があり、2年前に星3をつけた、この短歌を詠みなおしてみた。やはり、よい短歌である。短歌の専門的なことはわからないが、派手さが押さえられている分、詠み手の地力とでも言えばよいのか、そういうものが歌から直に感じられる。下の句の「なく」「青く」「逝く」の韻もここちよい。ああ、こういう短歌が私にも詠めたならなと、嘆息する一首である。残念ながら、私の家の近くに梅の木はない。だが、もし、梅の木があれば、春先に梅を見て、私はこの短歌を口ずさむことだろう。とてもよい短歌である。みなさんもぜひ、口ずさんでみてください。
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