コミックマーケットで会いましょう!

葵流星

コミックマーケットで会いましょう!

21世紀初頭、人類は遅れていた人工知能開発が進み、GAPLANDなどのインターネットサービス業を筆頭に、第一世代の人工知能を開発した。


画像判別AIから、画像生成AIへと変わった。


だが、所詮これらは、2000年代のインターネットプログラムレベルだった。

それこそ、選択肢で結果を出すレベルの…。


しかし、実際は人災だった。


数多くのプログラマー…いやっ、剽窃家達だった。


彼らは、昔から居る。


それこそ、画像生成AIと、対話型の文字生成AIはその筆頭だった。

これらは、大量に文章を生成できる代わりに、大量のデータも生成する。

それらで、サーバーなどに負荷がかかる。


しかし、生成するだけの彼らは負担することもない。

それこそ、自分達が芸術家と言わんばかりに…。


ああ、私もこの文章を書くのが、面倒くさくなってきた…。


たぶん、もう1万字は生成できているころだろう…。


人類は単純作業では機械には勝てない、そして多機能工として、昔よりも技術レベルは上がったが、給料は据え置きで、求人自体も少なく…。


まあ、それは今回とは別件である…。


所為、人類には戦争を起こすくらいしか仕事がない。


そんな未来が、嬉しいことに迫って…いやっ、なんでもない。

わくわくはする。


…こうでもしないと、そのうち人工知能でも怪文書を。

手遅れだがね。


少し前は、出版業界は衰退すると言われた。

だが、逆転現象が起きた。

それは、電子から紙媒体への回帰。


ようは、CG集などから、紙媒体の薄い本へと戻った。

だが、それでもスキャンされてインターネットへは流され続けている。

でも、ある日を境に…インターネットは大規模な規制が起きた。

大手の検索エンジンが検閲を始め、SNSからはフォルダからの画像のアップロードが無くなった。

広告には、国家規模での規制が行われ、個人サーバーのみがかつての全盛期をそのまま、時に排除しながら活動している。


そして、同人活動は作者が動画サイトでしゃべりながら、生配信が広告を担った。


…前と変わらない?


ああ、そうかもしれないけど…窮屈だ。


でも、本を買って…スケブをお願いした時、普通に描けなくて、笑われてたのは…。


心底、笑ったかな…。

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