とても凝った雰囲気のファンタジーです!

主人公「高久」は軍人男性。
名前を口にしてはいけない「秘級」の村の出身だ。
そこは、双子の生命は、片方を産土神に捧げる、という、特殊な習慣のある村。
高久は、その村から、逃げてきたのだ。双子の手をとって……。

設定がしっかり作られ、世界観も凝っています。
文章も美しくてうっとりです。

物語は、高久が抱える悲しみや、軍人ではあるが、生きることこそ尊い、という彼の信念とともに進み。
彼の教え子が、顔をなくす、(のっぺらぼうのように、顔が誰にも判別できない。思い出せない。写真からも顔が消える。)という難事件を解決するべく動いていきます。

面白いですよ!

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