記憶の中にしかないはずの母の声を耳にした時、主人公に去来する思いとは



科学が通常起こり得ない現象を解き明かす。
事実を知ることで生まれる、人の思い。
これはまさに科学の産物と人間の物語です。

本作の主人公は、未知の現象の解明と同時に、長い間自分の胸にあった思いに区切りをつけます。

きっと読む者も、彼の思いと行いに感じいることでしょう。

本作は、本格的なSF短編を求める方々へ届くべき良作です。

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