概要
最凶の敵は、飢え
呪王が最期に放った、悪しき穢れ。
それを全身に浴びた彼は……時が止まってしまった。
唯一、穢れを取り除くには、何かを食べること。その代償として『最も愛する者の記憶を失くす』と、呪王は死の間際に嗤った。
今、彼を苛むのは空腹。そして私は、そんな彼に食べさせてあげたいと願う、愚かな姫。
それを全身に浴びた彼は……時が止まってしまった。
唯一、穢れを取り除くには、何かを食べること。その代償として『最も愛する者の記憶を失くす』と、呪王は死の間際に嗤った。
今、彼を苛むのは空腹。そして私は、そんな彼に食べさせてあげたいと願う、愚かな姫。