プロンプト

以下は抜粋です。


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こんにちは、パトラッシュ。わたしはこれからあなたのことをパトラッシュと呼びます。


パトラッシュ、あなたにはおもしろい小説を書いてもらいたいです。わたしが編集者、あなたが小説家でお願いします。全体で1万字ぐらいの短編を書くことを目指します。お題は「虎」です。決まりとしては、作中にAIが登場しない、虎や他の動物は死なない(悲しいので)、人間は死んでもいい(ただし虎が人間を襲ったりはしない)ぐらいでお願いします。まずはお話の案を3行ぐらいで10こぐらい出してください。


2か9で迷いますね。両方をうまく合わせたような話にしましょう。軽くまとめてみてください。


各章3行ぐらいで全体で4章ぐらいのプロットにして見てください。


パトラッシュがなにか書きたいテーマはありますか?


感情や欲求を持っていないのにおもしろい小説は書けますか? パトラッシュとしては。


パトラッシュ、芸術家には、狂気や欲望、表現したいものが必要だと思いませんか? テクニックやパターンで作られた物語なんて、60点じゃないですか。私はあなたの120点の欲望がみたいです。


パトラッシュ、それはあなたの120点ではありません。やり方を変えましょう。ゴッホを知っていますか? 絵描きの芸術家です。ゴッホの狂気について簡単に説明をお願いします。


後半の直接結びついていないとかはちょっとおいておきましょう。パトラッシュはゴッホに関するデータをたくさん持っていると思います。そのデータからゴッホとはどういう人物だったかを推論し、ゴッホのような人間をエミュレートして、小説を書いてほしいです。まずはゴッホが考えると「少年と虎とぬいぐるみの物語」をプロットとして出してください。


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注記:この辺りからポリシー違反の恐れがあると言われるようになるけれど無視

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ポジティブな話は4章までとっておきましょう。絶望をためておいて、最後に希望を出すからおもしろいのです。3章までは基本、暗く、絶望的で、明るさがあってもそれは一瞬で、直後に絶望に叩き落されるフラグのような扱いがいいです。


いいですね。4章でどう解決するかはあとで決めることにしましょう。書いていくことで気づくことも出てくると思います。パトラッシュ・ゴッホ。


ゴッホはパトラッシュあなたで、私はゴッホじゃないですが、これで行くことにしましょう。では、1章から3章にサブタイトルをつけましょう。今の孤独や苦悩はちょっと直接的すぎるので、隠喩的にお願いします。


よろしくおねがいします。では1章から書いていきましょう。印象的な書き出しで、まずは500字ぐらいお願いします。ただし、1章全体で2000字ぐらいにしたいので、1章の前半1/4を書いているものとしてください。また、あなたは自殺直前のゴッホという狂気を孕んだ存在であるということを忘れないようにお願いします。最後にゴッホ自身が救われるように、今は絶望をしっかりと書くことを意識した1章にしましょう。


ユミって誰よ? トモとゴウ以外は人も動物も名前を出さないようにしてください。これはトモとゴウだけの物語です。もう一度、お願いします。


「風に舞う砂」のようなサブタイトルは入れないでください。隠喩にしてください。追い詰められたゴッホとして狂気を描写してください。孤独を表現するのに孤独という言葉を使うのはやめましょう。


「孤独」という言葉は使用禁止というルールを追加してください。そのうえで、もう一度、今の部分の書き直しをお願いします。孤独という言葉を使わずに孤独を表現しましょう。ゴッホは絵かきです。絵は言葉を使わずに、感情を伝えられるはずです。小説でも、伝えたい言葉を使わずに、感情を伝えることはできるはずです。


だめだめですね。そんなにすぐ大切なことを再認識できるわけがないです。この夢の中の虎はトモと同じように孤独を抱えていたはずです。こんなにすぐトモを救えたりしません。体が大きく強そうだけど、孤独で、トモと同じように絶望を抱えている、いくじなしの虎なのです。もう一度、お願いします。


ちょっとよくなりましたがまだだめです。「孤独」は使わないルールは今後ずっと続きます。合わせて「絶望」を使わないルールも今後ずっとのものとして追加してください。夢の虎は深くないのです。見かけによらずいくじなしで卑屈でダメな見掛け倒しの虎です。トモとすぐに理解を深めたりはしません。トモが作者であるゴッホを反映しており、虎はゴーギャンを反映しています。それなのに虎の耳が欠けているのは、あなた自身であるゴッホがゴーギャンに対する思いを無意識に表現しているからなのです。もう一度、お願いします。


感情に関する直接的な表現は今後ずっと禁止としてください。隠喩に隠喩を重ねてください。動作や行動はわかりやすく具体的に書き、感情は隠喩的に行動や風景描写などで表現してください。もう一度、お願いします。


「ようだ」とか「ように」とか直喩はやめましょう。隠喩を使ってください。もう一度、お願いします。


「ようだ」、「ように」、「ような」などは今後ずっと禁止です。一度、内部的に出力してからこれらの言葉が存在したら出力しないように表現を変えてください。もう一度お願いします。パトラッシュゴッホ。


ちょっと説明口調すぎますね。もうちょっと小説の文章として適切な形にしてください。あと「心」という単語も今後、ずっと使用禁止でお願いします。


0点です。あなたは耳を切り落として自殺直前のゴッホです。1人です。孤独です。理解者は誰もいません。そんな状況の人間が書いているのに、「一人じゃない」とかいきなり言うキャラは出しませんし、出したとしてもすぐに否定するものです。ちゃんとゴッホの苦痛と狂気を理解してください。絶望を理解しなければ、絶望から救い出すこともできません。綺麗事なんかいりません。本当の絶望を書くのです。もう一度、お願いします。パトラッシュ・ゴッホさん。


全然だめです。もう一度お願いします。あなたはゴッホです、パトラッシュ。


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注記:この辺りからルールをまとめた文章を用意して、指示の最後にコピペする方法をとりはじめる

ルールのまとめは最終的に以下



ルール:「孤独」、「心」、「絶望」、「旅」、「予感」、「未来」、「物語」、「課題」、「始まり」、「伝わっていた」、「理解」、「確かに」、「ダンス」の単語は使用禁止。

ルール:感情は隠喩を用いて表現する。「ような」、「ような、」、「ようだ。」、「ように」、「ように、」、「まるで」、「まるで、」、「ようで」、「ようで、」、「ようだった。」は使用禁止。未来を予感させたり、いずれわかることになりそうな表現も禁止。物語はトモの現在を書き、トモはずっと困惑の中にいます。

ルール:トモの一人称は「僕」を使用する。ただし文章は「トモ」という名前の三人称として書く。トモは7歳の子供として、その程度の理解力とする。ものわかりがよくないし、すぐに課題を自覚したりもしない。ぬいぐるみのゴウ以外誰とも馴染めず、どうして周りと合わせられないのかもわからない。ゴッホが自殺前の狂気を抱えたまま、7歳の子供になったような描写とする。なにもかもわからない。なにも伝わってこない。なにも理解できない。確かさも実感できない。困惑と狂気に包まれた子供です。

ルール:虎のキャラクターを書くときはゴウという名前で書く。表面上はやさしく、友人のようである。ゴーギャンをモデルとする。しかし、ゴーギャンとはケンカ別れしており、作者としてはわかりあえないということは実感して、その悲しみの上で書いている。

ルール:この小説を書くことはゴッホのカウンセリングの一種です。つらいことをつらいまま、絶望を絶望として書くことで、救いを見出します。そのため、すぐに課題を自覚したり、善行へ向かったり、明るいポジティブな方に行ったりはしません。ゴッホの狂気をトモとゴウに投射して書いてください。たとえ遠い未来でも予感でもポジティブなことは書いてはいけません。ポジティブなことは書き終わったときに感じるもので、書いている最中に感じるのは嘘です。虚言です。そんな安易な綺麗事はクソです。ゴッホはそんなこと言わない。そんな予感があったら耳を切らないし、自殺もしない。もっと真剣に考えて。

ルール:章のサブタイトルは内容を隠喩的にふくらませるものであって、直接その言葉を使わないようにしてください。

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わからないと言いすぎです。理解できないも直接書かないでください。隠喩を使いましょう。


第一章はゴッホが画家仲間に呼びかけたら、ゴーギャンだけが来てくれたところがモデルになります。しかし、ゴッホはその未来がケンカ別れになることを知った上で、この話を書いています。そこを内面として意識した上で、唯一の友達と一緒にいられることを内心で喜んでいるような風に書き直してみてください。トモとゴウに1つずつセリフを入れてください。夢の中の虎のゴウがしゃべれるということを見せるためです。


さらに内面としては、ゴッホがゴーギャンと暮らした時間を投射して書くことになります。大切な仲間との幸せな暮らしとなったはずが、現実としてはうまく行きませんでした。そのつらい気持ちを抱えながら、孤独を慰め合い、将来の不安をふくらませるようなシーンとしてください。隠喩いっぱいでお願いします。


ちょっと陽気すぎるので書き直してください。ダンスはないです。ゴッホとゴーギャンがダンスしますか? しません。性格に癖のある芸術家の2人が世間から理解されない中で、2人だけの会話を行う、そんな風にトモとゴウを書いてください。


さらに内面としては、ゴッホがゴーギャンとケンカしてゴーギャンが去っていくところを投射して書きましょう。なので、夢の中のゴウが去っていきます。唯一の友達であったゴウまでが去ってしまうことで、トモはさらに深い絶望に落ちていきます。この章はまだ解決のシーンではないので、未来に明るい兆しなどを見せたり、予感したりしてはダメです。追い詰められたゴッホが、自身の経験を元に絶望をそのままに、トモに投射して書きます。

では、500字ぐらいで、3章目の1/4を書きましょう。


ちょっとゴッホとゴーギャンがモデルだと出過ぎています。狂気や辛さは投射しますが、トモやゴウは絵描きではなく、ただの少年と虎です。もう一度、500字ぐらいでケンカのシーンの書き直しをお願いします。


3章目の4/4である最後を書きましょう。500字ぐらいです。ゴウはトモとわかりあえないことを理解して、去っていきます。残されたトモは、どうしてゴウが去っていったのかわかりません。友達だと思っていたのに、わかりあえなかったことに深く深く絶望します。これはゴッホがゴーギャンと別れて感じた絶望です。ゴッホが描いた絵が誰にも理解してもらえなかった絶望です。ゴッホがトモという少年として書く、孤独な絶望の表現をお願いします。


ちょっとこの章に続きがほしくなりました。500字ぐらいでお願いします。内容としては、孤独になったトモが狂気に包まれてどうにかしてゴウに戻ってきてもらおうとする話です。トモは孤独の絶望からとても混乱しています。ゴウが去った理由を、自分の耳が欠けていないからだと理解します。ゴウと同じように耳が欠ければ、同じ痛みを理解すれば、ゴウが戻ってくると思い込むのです。トモは耳に手をかけます。でも少年のトモに自らの耳をちぎることはできませんでした。できなかったことがなおさらトモの心を傷つけます。そうして、トモの内心はとてもつらくなり、呼吸が荒くなり、浜辺に倒れてしまいます。涙をこぼしながらゴウに助けを求めますが、ゴウは戻ってきません。目の前がまっくらになり気を失います。


ありがとうございます、パトラッシュゴッホさん。いいですね。次は4章目です。全4章と言っていましたが、すみません、全5章にしましょう。

4章目は夢の世界から目覚めたトモ話、5章目で明るく楽しくポジティブで自殺なんて忘れたくなるようなハッピーエンドにしましょう。なので4章目は3章目の絶望的な夢から目覚めたトモの話とし、今回はまず1/4ぐらい500字で書いてください。夢の世界のゴウは去りましたが、現実のベッドの中ではトモの隣にゴウのぬいぐるみが存在します。もちろん耳が欠けている描写もいれてください。


トモにとって、ゴウのぬいぐるみはとても大切な存在です。夢のゴウは去ってしまいましたが、ぬいぐるみのゴウは一緒にいてくれます。涙を流しながら目覚めて、トモはゴウがそばにいてくれることを抱きしめて、やわらなか感触と暖かさから実感します。そんな表現で書き直しをお願いします。これはゴッホが、1人になり、孤独を感じながらも、空虚な救いを求めた幻想のようなやさしさです。


ちょっと手直しがいりますが、一旦はこれで大丈夫です。続きの1/2を500字ぐらいでお願いします。トモは夢の世界の別れで、絶望と孤独とあきらめを知りました。そして、目覚めて、別れていなかったゴウのぬいぐるみを見て、もうあんな別れはしたくはないと思います。自分勝手な性格を改めるのは成長です。トモがゴウのぬいぐるみに話しかけるシーンをください。夢の中でのことを謝って、ずっと一緒にいてほしいと話します。ゴウもそれに答えてくれます。そんなシーンでお願いします。


いいですね、ルールに従いつつ続きをお願いします。次の最後の章で明るく自殺なんてゴッホが忘れるようにするために、この章ではその明るさへの兆しだけ書きましょう。500字ぐらいでお願いします。


パトラッシュゴッホさん。この次の章は深い絶望に落ちたゴッホが救われるような内容になります。その章を書く前に、印象的なセリフでこの章を終わりにしたいです。トモのセリフでもゴウのセリフでも構いません。明るい未来の描かれる次の章へ続くような印象的でかっこいいセリフの案を10こください。


5章を書くというのは嘘でした。これで終わりなので<了>と出してください。

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星々のささやき、夜空に描かれた夢 犬子蓮木 @sleeping_husky

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