交差する世界、2人の私

パラレルワールドがあるとするなら、こんな感じなんだろうと思う。それだけリアルで、ファンタジーな作品だった。

大切な人を失う悲しみは計り知れない。そしてそれが、自分のことだったら?

家族を亡くした自分が目の前にいたら、自分はどんな言葉をかけてあげられるだろうか。

始まりはファンタジーを匂わせるパラレルワールドの入り口。だけど読後、きっと身近な人に言いたくなる。

「ただいま」とか「ありがとう」とか、そんな当たり前の言葉。

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