第26回 年金を繰上げて投資をするべきか論争

第26回 年金を繰上げて投資をするべきか論争



みなさま、投資をしていますか? 

私はしています!

今回は、年金と投資の話をしていきます。


(※注:この記事は投資を推奨するものではありません)


昨年から新NISAが始まり、投資をするならほぼメリットしかないこの制度に、

「老後資金は自力で貯めろという、政府からのメッセージに違いない!」

と話題になったのは記憶に新しいですね。


老後2000万円問題が浮上してから、なにかと「老後不安」を耳にするようになりました。


これだけ物価が高騰して、賃金が上がらなければ当たり前です。

思うようにお金が貯まらないのです。


せめて早急に消費税を5%まで下げて、物価を下げるためにもガソリン税も下げてもらわないと!

我々の可処分所得が増えないと景気は悪くなる一方です(怒)!


――話を戻しまして。


この物価上昇に合わせて、年金額は増えているように見えます……が。

物価上昇率に追い付かず、実質の年金は目減りしていっている状態です。


ですから、年金だけでは暮らせない場合は、年金暮らしになる前に、

1000万なのか2000万なのか3000万なのか、

老後に必要なお金を計算して準備しておこう、と考えている人が多いわけです。


そこに最近、新しい老後資金の作り方が注目され始めています。


「年金を繰上げて、年金で投資をしようじゃないか!」


という考え方です。


年金の繰上げ・繰下げをご存じでしょうか。

本来、65歳から受給する年金ですが、

受取額を減額される代わりに、早く受給することを「繰上げ」

受給額が増額される代わりに、遅く受給することを「繰下げ」

といいます。


たとえば、

60歳から受け取ると、年金は24%減。

70歳から受け取ると、年金は42%増になります。


繰上げて60歳から受け取ると、24%減で一生受け取るわけですから、

長生きすると、トータルでもらえる年金が少なくなってしまいます。


なのに、なぜ、あえて「繰上げ」をして、そのお金で投資をしようと考えるのでしょうか。


このテーマで、複数のお金の専門家に話を聞いたところ、

正反対の意見があり、おもしろかったので、みなさまにお伝えしようと思いました。


まず、反対派の意見をお聞きください。


 * * *


確かに「繰上げた年金で投資をする」人が増え始めているようです。

しかし、それはアメリカの話。

アメリカならば、S&P500などに投資すれば、長い目で見れば平均利回りは10%ほどになるはず。

それならば繰上げをして、そのお金を投資に回した方がお金が増える。


しかし、日本では10%どころか、5%で運用したいと思ったらリスクが高くなる。老後にするような投資ではない。

日本にいてもS&P500に投資できるが、為替リスクが発生してしまう。

アメリカだからできることで、日本にいる日本人がマネをするのはリスキーだ。


 * * *


……なるほど!

おっしゃるとおりです。

では、次は賛成派の先生のご意見です。


 * * *


繰上げした年金を投資に回すのは、選択肢の1つです。

というのは、政府の「少子化」予想の見通しが緩やかすぎるから。

年金の財政はより厳しくなり、破綻はしないだろうが、ある日突然「減額します」と言われてもおかしくない。


ならば早くもらい始めてしまって、自分で運用して増やすのも手です。

自分もいまのところ、そうしようと考えています。


 * * *


これまた別の着眼点で納得!

専門家でさえ意見が割れるのですから、賛否あって当然です。


先日「2024年は出生数が初めて70万人を割る可能性も」という、衝撃の記事が出ました。

国立社会保障・人口問題研究所の推計は、24年に出生数が一時増加に転じ、76万人を切るのは35年と予想していたようです。


これは確かに、少子化を甘く見過ぎ!


働きながらお金を貯めるのもよし。

投資をして増やそうと試みるのもよし。

年金を繰下げて、もらえるトータルの金額を増やすのもよし。


私たちは自分の手札で、豊かな老後をゲットするしかありません。

それには、とにもかくにも「情報」を得ることが大事です。


これからも、おもしろいと思うお話があったら記事にしていきます!

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